岡山県の北部に位置する津山市は、江戸城下町の風情が残る街。
それはさておき(さておくんかい!)、津山を訪れたらぜひ押さえておきたいグルメスポットを紹介します!
- ホルモンうどん「橋野食堂」
- ラーメン「豚平」
- ハンバーガー「肉ハサミ屋」
- 津山城東とうふ茶屋「早瀬豆富店」
- さば寿司「美園食品本店」
- ホルモンうどん「お好み焼き 三枝」
- 五大北天まんじゅう「つゝや」
- ラーメン「麺屋 大輔」
ホルモンうどん「橋野食堂」
津山といえばホルモンうどん。正式には「津山ホルモンうどん」と呼ぶそうです。
何軒かある中のおすすめのお店はダントツここ!
孤独のグルメに出てきそうな、昔ながらの渋い食堂です。
駐車場は道路を挟んだところにもありますが、石川病院の向かいのパチンコ屋跡地に5台分ありました。
辛さは、普通・ピリ辛・激辛の3種から選べ、1玉830円、2玉だと930円。
長めのネギともやしがシャキシャキして、プリプリのホルモンと相性抜群です!
辛すぎず濃すぎないタレが、ホルモンうどんにピッタリでした。
橋野食堂
津山市川崎549-9 0868-26-0502
定休日:水曜日・第2木曜日
ラーメン「豚平」
津山で行列の店といえばここ「豚平」。平日でも常に並んでいます。が、一度に5~6人単位で着席するため、お店は効率よく回っているようです。
行列のラーメン店にありがちな、頑固で愛想なしの店主とは真逆の神対応に、待たされる苦痛など微塵も感じることはありません。
お客さんは「お兄さん」「お姉さん」と呼ばれ(これはちょっと気恥ずかしい)、「風邪をひかないように」とネギをマシマシにしてくれたりもします。
いつ行ってもほんとに癒されるのです!
豚骨しょうゆ味ですが、私のようなオバハンでも胃もたれすることなく、最後まで美味しくいただけました。
チャーシューもりもり「豚平ラーメン」(850円)は早く行かないと売り切れます。
そして最後には締めの「レモンティー」。お猪口でスッキリ。
駐車スペースがあまり無いのが残念ですが、「空いていますように・・・」と念じながら行ってみてください。
ミシュランガイド2021掲載の店です!
「豚平」
津山市院庄1051-3 0868-28-2929
営業時間:11:00~14:00
定休日:木曜日
ハンバーガー「肉ハサミ屋」
レトロな街並みの中、ひっそりと暖簾をたなびかせている「肉ハサミ屋」。そう、ハンバーガー屋さんです!
さっそく「並みもの」(1035円)を注文。ボリュームのあるパテはなぎビーフ100%! もれなくポテトとサラダがついてきます。
「串を刺したままバーガーを下から手で持ち、バーガー袋に入れ、熱々のうちにかぶりつけ!」と書かれている通りにいただきました。(実際はもっと丁寧に書かれています)
バンズがカリカリ! バンズだけでもおいしい!! バンズだけでご飯2杯はいける!!
しなしなしたファストフードのハンバーガーに慣れている私は、一口めからびっくり。
そして、ゴロゴロの食感が残るパテからジュワ〜っと出てくる肉汁をバーガー袋で受け止め、串をずらしながら食べる、エキサイティングなひととき!
トッピングも充実しているので、自分好みにカスタマイズできます。ちなみに息子はトマト抜きにしてもらいましたw
大きな口でかぶりつくと、肉汁だら〜なので、付き合いたてのカップルはやめといた方がいいかもです(あ、逆に絆が深まるかもw)。おまけに食べることに集中するので会話を楽しむ余裕などありません。肉汁との戦いが終わった後、満足感と満腹感とちょっとした達成感が味わえます。
ハンバーガー「肉ハサミ屋」
津山市山下46-20 090-7545-8338
営業時間:11:00~16:00(コロナ禍バージョン)
定休日:木曜日(SNSで確認を)
津山城東とうふ茶屋「早瀬豆富店」
「津山城東むかし町」の幟がはためく出雲街道にある早瀬豆富店。お豆富屋さんが営んでいるので、食事からスイーツまで、こだわりの豆富料理が味わえます。
外見からは想像できないけど、店内はとても広く、待ち時間(意外に短い)にはお庭を散策(というほどではない)することもできます。
庭を眺めながら食事を なぜか人力車 お庭を散歩
さてさて、ヘルシーなお豆富ランチをいただきます!
ランチメニューは「ありがとうふ御膳」(1450円)のみです。
一つひとつ味わいが違うので、最後まで飽きることなく楽しめます。
お土産に豆富ドーナツは必至ですね。「保冷剤の代わりに」と、キンキンに冷えたおからを入れてくれました!
津山城東とうふ茶屋「早瀬豆富店」
津山市東新町82 0868-35-3239
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
さば寿司「美園食品本店」
作州名物「さば寿司」。魚を加工して保存する食文化は、海のない県北ならでは。
食べ応えのある鯖はもちろん、酢飯の味は疲れた胃袋に優しく沁みていきます。
昭和の喫茶店の匂いがぷんぷん漂う激シブの店内では、昔話に出てくるような可愛らしいおばあちゃんが、本当に可愛いおばあちゃんが応対してくれました。
店内でいただくこともできるみたいですが、帰ってからゆっくり味わいました。
薄紅の生姜と普通の生姜の2種類がアクセントになっていて、鯖も肉厚でしっかりした味わいです。ほんと、美味しい!
一切れずつカットされていて帰ってすぐに食べられます。ただしラップも一切れずつ付いているので、間違って食べないように。
有限会社 美園食品本店
津山市里公文1673-5 0868-57-3939
営業時間:8:00~18:00
定休日:なし
ホルモンうどん「お好み焼 三枝」
「津山ホルモンうどんの伝道師」と呼ばれる大将のお店。ご存知、B-1グランプリの常連のお店です。「さんし」ではなく「みえ」と読みます。
黒毛和牛のホルモンは、小腸、大腸、センマイ、ミノ、ハツ、ハチノスのミックスで、小腸とミノ以外食べたことない私でもぺろりと食べられました。特にグロテスクな見た目から敬遠していたセンマイは、コリっとした歯応えで大好きになってしまいました。
隣のお客さんは、「そずり(=骨の周りの肉をそぎ落としたもの)」「ヨメナカセ(=牛の大動脈)」「干し肉」を頼み、昼間っからビールを飲む、というなんとも羨ましい注文の仕方をしていました。
味濃いめなホルモンうどんは、ビールと一緒にいただくのがいいですね。
1玉850円、2玉950円! 2玉いっとこ。
津山は古くから独特の「食肉文化」があり、肉食が禁じられていた江戸時代から近江彦根藩と並んで「養生食い」が許されていたとか。そんな歴史が「ホルモンうどん」誕生の背景にあるようです。以上、ひとくちメモでした。
お好み焼き 三枝
津山市上河原441-5 0868-23-3972
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第1火曜日
営業時間:11:30~14:00/17:00~21:00
(日・祝は昼のみ)
五大北天まんじゅう「つゝや」
黒糖の香り高く、もっちりした生地に甘すぎない餡。それに加え、ぺったんこの食べやすさよ!
一度お土産にいただいて以来、すっかり虜になりました。津山に行った時は必ず購入しています!
賞味期限は夏場で翌日、冬だと翌々日です。衣をつけて天ぷらでもいけるそうですよ。
一口でぺろりサイズ 甘すぎない 1個70円!
ところで「五大」とは何かというと、空、風、火、み寿”(水)、地のこと。よく見ると包装紙や店の看板にも書かれていました。ちなみに「北天」とは北を守護する毘沙門天(多聞天)のことだそうです。以上、ひとくちメモ・その2でした。
「み寿”」=『水」 老舗の貫禄!
五大北天まんじゅう「つゝや」
津山市小原82-4 0868-22-6616
営業時間:8:00~18:00
定休日:水曜日
ラーメン「麺屋 大輔」
「西の豚平、東の麺屋大輔」と言われるように、こちらもミシュラインガイド掲載の人気店。行列必至のお店です。
ラーメンは豚骨と塩の2種類。どちらスープが飲み干せるほどうまい!
麺屋 大輔
津山市東一宮47-9 0868-27-1511
定休日:月曜日、第2・4火曜日
営業時間:11:30~14:00/17:30~20:00
おまけ
いかがでしたか? 城下町の風情が残る津山は独自の食文化があり、グルメな街でした。
おまけですが、こちらもぜひ訪れてみてください。クセが強いんじゃ!
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